ミニ四駆の走行タイムは電圧で調整することが多いと思いますが、電池の電圧やその充電方法によって速度にどのような違いがあるのか調べてみました。同じ2A充電でも充電器の違いによる速度の差も計測したので参考にしてください。
測定条件:
- ネオチャンプ
- ISDT C4EVOおよびセルマスター
- マッハダッシュ セレクター2.3V21400
- 負荷モーターセレクター「100」(長めのストレート程度)
- 23.0mm 3.5(超速)で走行速度を計算
- 今回の測定に関しては一般的な3レーン立体レースを想定して、細かな温度管理などは行っていません。
検証1 電池の電圧による違い
ISDT-EVOの2Aで充電した、異なる電圧の電池を用意しました
- 動作確認用で数日放置した2.79v
- 基礎充電後に数回テストに使用し2.94v
- 同じ電池をISDT EVO2A充電し3.08v
2と3は同じ電池で単純に電圧の違い
充電直後の電池は前半の電圧が高く後半での下がりが大きくなっている
走行速度で見ると1の30秒時点で26.2km/h、3の30秒時点が28.5km/hとなります
※詳細データは最後に添付します
負荷回転数が初期電圧に比例しているため、電圧を下げただけ走行速度の低下に反映されるので、電圧による走行タイム調整ができる事を意味する
検証2 充電器と充電電流による違い
次にに先ほどと同じC4EVOと、セルマスターで充電を行った場合の比較をします
- 初期電圧:3.08v、 充電条件:C4EVO 2A充電1.55Vの電圧カット
- 初期電圧:3.17v、 充電条件:セルマスター2A充電Δピーク3
- 初期電圧:3.19v、 充電条件:セルマスター4A充電Δピーク3
1は最初のグラフの3です。C4Evoの電圧カットとΔピークカットによる違いとなります。
同じ2A充電でもセルマはしっかりと充電なされており後半のタレも少ない印象です。
単純な継ぎ足し充電であればセルマの2Aと4Aに大きな違いは出ないようです。
追充電するのであれば電池の温度などを含めて管理するとパフォーマンスが上がります。
走行速度で見ると1の30秒時点で28.5km/h、3の30秒時点が29.5 km/hとなります
同じ充電電流でも充電器によって電圧と負荷回転数が異なる一方で、充電電流による違いでは電圧、回転数ともに大きな差は出ない
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