同じ電圧に合わせても充電や電圧の合わせ方の違いでミニ四駆の速度に違いが出ることはありませんか?
例えば同じ2.85Vに合わせても満充電から放電して電圧調整するのと充電を途中で止める(指定電圧)のでは、走らせた時の速度低下が違うように感じます。周囲のレーサー何人かと話した時にも同じ感想を持たれた方が何人かいたので実際の電圧の変化の従いを調べて見ました。電池の状態や使う機材により違いが出る可能性はありますが参考になれば嬉しいです。
計測条件:
- 数日前にサイクルを掛けたネオチャンプ
- 電池だけの違いを見るため3A固定で放電を行う
- 青線:X6で1.5A満充電後に2A放電で2.85Vに合わせる
- 赤線:1.5A充電で2.85Vに合わせる
- 緑線:ISDT C4 2Aで充電後(1.55Vカット)に放電で2.85Vに
使用機材:
- iCharger X6
- ISDT C4AIR
満充電からの放電と指定の電圧で止めた場合の比較
青線はiCharger X6で1.5Aで満充電にした後に2A放電で2.85vに合わせています。
赤線は青線の計測後に1.5Aで充電を行い2.85vに合わせています。走行後に充電を途中でやめて電圧をお合わせたと思ってください。
どちらも2.85Vから直ぐに2.5Vを割りますが「赤線:指定電圧」は13秒位から電圧の低下が大きく実際の走行では速度の低下、タレが大きいと考えられます。
C4AIR 2Aで充電(1.55Vカット)を比較
上のグラフにISDT C4AIRで充電した緑線のデータを合わせてみます。
C4AIRは1.55Vでの電圧カットが行われていると思われるので充電完了時の電圧、温度共に低めとなりますが、放電で同じ電圧に合わせてもデルタピークまで充電した場合よりも電圧の下がりが大きくなるようです。
電圧指定の充電を絞り充電とし、しばらく電圧をキープした状態にすると緑線のデータと近くなることも確認できました。
同じ満充電でも電池に熱が入る充電器を使用すると電池の温度による影響が大きくなると思われます。
※同じテストをそれぞれ数回行いましたがほとんど違いはありませんでしたが、電池の状態やテスト環境により異なる結果となる可能性がありますので参考程度にご覧ください。
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