Race Mate Checker (RMチェッカー)とは
MSフレキ用にレースで必要な機能をコンパクトに収めたマイコンを使ったマルチなチェッカーで、走行前の最終チェックに電池の電圧とモーターの回転数を簡単に測ることができます。
マシンのスイッチを入れてRMチェッカーをマシン裏側のターミナルに当てるだけで瞬時に電圧、モーター回転数、速度が表示されます。
電圧と同時に回転数も測定しているので周囲の騒音、振動の影響を受けません。タイヤにも接触しませんので負荷の変化や当て方による違いが無く瞬時に測定できるのが特徴です。
事前に計測したモーターの回転数と電池の電圧で速度調整しているのであれば、走らせる前にRMチェッカーで回転数と電圧を見ることで調整の手助けになると思います。
マシンにモーターと電池を装着した状態でチェックすることで、電圧間違い、電池や接点不良、駆動やモーターのトラブルが発見できるかもしれません。
電池の電圧測定
MSフレキに電池を装着した状態で無負荷の電圧(左)
スイッチを入れて軽く負荷が掛かった状態の電圧(右)が測れます。
使用済みのアルカリ電池や調子の悪いネオチャンプだと無負荷の電圧は高いのに負荷がかかると直ぐに電圧が下がることがあります。
モーターの回転数を測定
マシンに装着した状態で電圧と同時にモーターの回転数が簡単に計測できます。
タイヤやギヤといった駆動系の負荷を掛けたうえで、自分の電池で測定することがポイントです。サンダーだと回っていたのに走らせたら遅いなんて経験をされた方も多いのではないでしょうか。RMチェッカーなら走行前に短時間で確認できます。
スピードチェッカー機能
電圧、モーター回転数と同時に速度も確認できます。
ギヤ比とタイヤ経を登録することでスピードチェッカーとして使うことができます。
ストップウォッチ機能
ストップウォッチとしてタイム計測が行なえます。
XXX回転上げたら◯秒、スロープの飛距離が△センチなどデータを見ながら調整できます。
ログの保存、表示
測定した電圧と回転数を3つまで保存し表示することができますので、実走行に合わせて細かな調整に役立ちます。
本体の充電
本体のバッテリーは右側のUSB Type-Cポートから充電を行います。5VでPDなどは必要ありません。満充電まで1時間程度で、4時間程度の使用が可能となります。
USB Type-C 5V
電源を入れた状態で0.09A(90mA)
注意事項
- ツールを利用したことによるいかなる結果も責任は負いかねますのでご了承ください。
- 液晶画面は衝撃に弱いため取り扱いにご注意ください。
- 個人が趣味で作成したツールですので、充分に注意してご利用ください。
- ネオチャンプ(ニッケル水素電池)およびアルカリ電池での使用を想定していますのでDC電源では安定して計測できない場合があります。
- モーターの磁力が低いノーマルモーターやレブチューンは測定できない場合があります。
- マシンに装着した状態で40,000回転を超えるような超高回転モーターは測定範囲外となります。
- マシン裏側からターミナルの両端に接触して計測を行いますので隙間が確保されている必要があります。一般的な橋渡しでは問題なく利用できます。
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