新ツール「モーターセレクター」の紹介

商品情報

ツールの概要

速いと思ったモーターがコースで走らせたら遅かった経験はないでしょうか? 実際に走らせてモーターチェックが行えれば一番良いのですが、時間的になかなか厳しいので、レース前に家で順位付けを済ませたいところです。

評価方法として、無負荷回転数よりも負荷状態で測った方が良さそうみたいな話は前からありましたね。今回紹介するのは、任意の負荷をモーターに掛けるためのツールです。

ここ2カ月ほどGPチップを試す中で、実走での回転数や電圧の低下具合がわかったので、その状態を再現するために開発したのが、こちらの「モーターセレクター」です。

  • スイッチで負荷の大きさを8段階で設定可能
  • 負荷にブラシレスモータを採用し、磨耗や熱といった測定条件の変化を低減

使い方

*こちらでは簡単な説明のみになります 詳細はユーザーマニュアルを参照ください

電源と接続したモーターを差し込み、負荷をスイッチで設定します。

レースメイト・モーターセレクター

実走でモーターに加わる電圧や回転数は、セッティングやコースによって異なりますが、今回は例として、私がマッハダッシュモーター測定時に使用しているパラメータとして、「電圧2.3v、負荷は1番スイッチのみON」で測ります。

*使用する電源は2.0~3.0vの範囲で0.1刻み設定でき、5Aほど流せるものを推奨しています。

モーターセレクター

回転数と電流を記録すると、私の環境では概ね20000rpm,3.0Aを少し超えるくらいになりました。

基本的に回転数が高いほど実走で速い傾向にありますが、次のような状態のモーターには注意が必要です。実走で遅かったり、速度が安定しないことが多いです

  • 回転数が頻繁に変動する
  • 回転数は同程度だが電流が他より高い

おわりに

今回は簡単な紹介でしたが、このツールで本当に実走の速さが見積もれるのか、実走タイムで比較しています。実験結果についての関連記事をこれから投稿するので合わせてご覧ください。

また、テスト販売を行いますが、いくつか注意事項もありますので、詳細を知りたい方はマニュアルの方を確認ください。

  • 慣らしなどの長時間の連続使用は行わないでください
  • 製品ごとの個体差があるため、同じ電圧と負荷を設定しても他の人と完全に同じ条件で比べることはできないので、自分のモータの順位付け用とお考え下さい

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