GPチップで得られる走行データの活用方法

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GPチップを使うことをミニ四駆の走行中データを取得することができます。

RaceMateのGPチップとは

具体的には走行中のモーター回転数電圧をリアルタイムに計測してスマホやPCに表示するほか、表として保存することが可能となります。

走行動画と合わせて計測データを見ることで、電圧とモーター回転数の変化や推移を確認可能になり、平面を走行中、スロープでブレーキを掛けた時、再加速している時、連続バンクやウェーブなどたかい負荷がかかった時にどの様なモーター回転数や電圧になっているかを知ることができます。

得られた走行データ

例としてマッハダッシュモーターでは、タイヤを空転させた以下の状態でスタートさせた場合、
31900rpm / 2.82v

ジャンプ着地時の最低から、平面での最高速度で
18000~22000rpm / 2.15~2.4v

といった範囲で変動しており、平滑化すると21000rpm / 2.3v程度でした。

タイヤ経、ギヤ比やタイヤのグリップでも走行速度やスリップ具合が変わりますから、モーター回転数や電圧がどのように変化するのか気になるところです。色々とセッティングを変えて数値を比較することも出来そうですね。

モーターチェックに活かす

この走行データを近い負荷を再現してモーターチェックを行っていたのですが、実走チェックに近いモーターの順位付けが行えると感じています。

実走負荷を再現するモータチェック方法は現在テスト中で、まもなく公開予定です。レース前に実走チェックを行っていたレーサーに試して頂きましたが、実際に走らせた感覚と同じ順位付けになっているとの感想を頂きました。

私の場合は週末しか走らせる機会がないため、平日にモーターチェックを終わらせることが出来るのはとても助かっています。完璧な評価は行えませんが、手軽に実走に近い確認が出来るのは無いかと思われます。

どの程度の負荷で計測すべきか研究の余地がありますが、とりあえずの基準として、マッハダッシュは電源で2.3vを加えたうえで21000rpm程度になる負荷を与えて計測を行っています。

より正確な計測を行うには電源ではなく、実際に走らせる電池で計測を行う必要がありますが、3vの空転で確認するよりは実走近い順位付けが自宅で行えるので重宝しています。

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