モーターセレクター2にリニューアル

商品情報

モーターセレクターとは

速いと思ったモーターがコースで走らせたら遅かった経験はないでしょうか? 実際に走らせてモーターチェックが行えれば一番良いのですが、時間的になかなか厳しいので、レース前に家で順位付けを済ませたいところです。

評価方法として、無負荷回転数よりも負荷状態で測った方が良さそうみたいな話は前からありましたが、モーターセレクターはその負荷を掛けるためのツールです。

リニューアルにて次の変更を行いました

  • 耐熱性と連続可動
    負荷慣らしに使いたいとの要望を受け、3dプリント品の製造方法を光造形から粉末焼結方式のナイロン製に変更しました。また、モーター冷却のために保持部分を風通しの良い形状にし、負荷用のブラシレスモーターもより大きな物にしたことで連続使用しやすくなりました。
  • 設定できる負荷
    8段階で設定できましたが、利用される機会が少なかったため2段階に減らしました。小さくなった基板は発熱する電気抵抗に手で触れにくい底面に取付ました。

モーターの取付

モーターにピニオンを付けた状態でエンドベルを押してください。その際にモーターピンを押して取り付けるとガタの分だけコミュテータがずれるので注意してください。また、モーター保持部が緩いと感じる際はスキッドシールを貼って調整できます。

負荷の設定

High/Low表記は負荷の強弱を表しており、スイッチ操作で切り替えることができます。
*Low設定で旧セレクターのスイッチパターン100に相当するように調整されています。

モーターへの通電

無負荷回転に比べて大きな電流が流れるため、電源は最大5Aほど出力できるもので太いケーブルを利用し、接点の汚れが無いか確認してください。また、測定するモーターや電源の設定によっては通電しても初動トルクが足らずに回転し始めないことがあるので、その際は負荷用モーターを手で軽く押してください。

マッハダッシュを例とすると設定は「電源を2.3v-最大5A、セレクターのスイッチはLow」にて負荷回転数を測ることを推奨しています。基本的に負荷回転数の優劣を速さの目安にできますが、同回転数の場合電流が小さい方が速い傾向があります。
*同じ状態の電池を用意するのが手間ですが、より実走に近い状態で測るには電源装置ではなく電池を利用するのが理想です。

注意事項

  • 個人が趣味で作成したツールですので、充分に注意してご利用ください。ツールを利用したことによるいかなる結果も責任は負いかねますのでご了承ください。
  • 負荷慣らしの需要を踏まえて耐熱性などの連続可動能力を向上しましたが、すべての慣らし方法でも壊れないわけではありません。
  • 初動トルクが足らずに手で回し始める際は注意してください。回転中のモーターや発熱する電気抵抗には手で触れないようにしてください。

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